頭皮のフケの原因

 

頭皮のトラブルの中で多いのが、フケやかゆみのようです。そもそも、フケとは頭皮の角質層が自然に剥がれ落ちたものであるため、多少のフケは誰にでも起こるものです。洗髪の直後には頭皮の角質層はきれいに洗い流されて、フケが付いていない状態になります。

 

しかし、毎日清潔にしているにもかかわらず、肩にパラパラとたくさん白いフケが付いている人がいます。そのような人は、頭皮に何らかのトラブルが起こっている可能性があります。

 

フケの出る原因はいろいろとありますが、フケが異常に多く、ひどいかゆみを伴っている場合は、頭皮に湿疹や皮膚炎を起こしていることが考えられます。また、乾癬や脂漏性皮膚炎がある場合には髪の生え際の発赤が起こり、大きくて落ちにくいタイプのフケが見られるようになります。その他、アトピー性皮膚炎がある場合にもフケが多くなるようです。

 

少量の生理的な頭皮のフケの場合には、皮膚科を受診する必要はありませんが、上記のような皮膚の病気がある場合には早めに診察を受けるようにするといいでしょう。中には、男性の若ハゲの前兆として起こるフケというものもあるため、強いかゆみを伴っていたり、通常よりも多いフケは、たかがフケと思って放っておかないようにしましょう。